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 吉原手引草
2010.02.27(Sat)
昨日読了。

久々に、あああもう我慢できん、家でも読む!と思った作品でした。
面白かった…!

一章ごと(各人の独白)が「糸」で、物語はそれで織られた反物、という感じでした。
そこに織られた吉原という苦界、葛城という当代一の名妓の存在が見事。
“名工の手による見事な織物”を一人でためつすがめつ眺めている感覚でした。
あぶなげなく、かと言って退屈では決してなく。
近くで見ても遠目で見ても美しい。

それプラス、“吉原の中にいる人”のことがよくわかって楽しい。
最近吉原のことを勉強しているのですが、例えば資料本で「そういう職業の人」(例えば“床廻し”とか)が存在したことは知りえても、その職業にはどういう心構えが求められているのか、吉原という虚飾の世界で、どういった葛藤を抱えて仕事をしているのか、まではわからなかったので。
これは単に私の想像力不足か(笑)。

また、いつのまにか“吉原マニュアル”を体得出来るのも嬉しい。
それ自体もわくわくすることなんですが、それをするするとこちらに読ませてしまう松井氏の上手さには舌を巻くばかりでございました。


私も葛城に会ってみたくなりました。
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// 14:08 // 松井今朝子
 モテキ
2010.02.22(Mon)
三巻出てたー!!
嬉しい!

いやなんかもうね…。
自分が(ひいてはオタクが)何故にモテないか突きつけられた感じですよ…。

やっぱり一番の問題はATフィールド(笑)なんだなあ…。
// 23:49 // それ以外の話
 NERVOUS BREAKDOWN
2010.02.20(Sat)
てなわけで(?)、全13巻再読してしまいました。

あ~、やっぱ面白いよー。
安堂ちゃんが好きだー。三輪さんも好きだー。
一見どーしよーもないけど、いざと言う時はこの上なく頼りになる。
そりゃこんな男(ひと)がいたら惚れるっちゅーねん!な!(誰に)

さておき。
ミステリというのは、ラストから逆算して組み上げていく物語なんだなあ、と実感。
その作業の過程をいかに隠すか、が作家の技量なわけですね。

そしてやっぱりたがみさんはセンスいいなー。カッコいい…。
各話のサブタイトルが、既存の名作ミステリのパロディになってるんですよ。
個人的に好きなのは、元ネタが「あなたに似た人(R・ダール)」の「あなたも似た人」。
NORA(掲載誌)で読んだ時から、中で扱ってる事件・謎とその解答ともに、衝撃的で好きでした。
実際は奇想なのかもしれませんが(笑)。

あ。
あと「すぺしゃるれぽーと」の、元ネタが「トリック狂殺人事件(吉村達也)」の「トックリ狂殺人事件」は、今回の再読でやっと意味がわかって(遅いにもほどがある)爆笑してしまいました…。


この“軽やかさ”がたがみさんの魅力というか才気を感じさせる部分だと思う…。


追記。
今回、この「なあばす」と姉妹編と言われる、「NIGHT ADULTCHILDREN」も購入して読破しました。
// 19:53 // ミステリの周辺
 探し物は何ですか
2010.02.14(Sun)
たがみよしひさ著「NERVOUS BREAKDOWN」文庫版全9巻です。


いや、今調べたら3年前に書いてますが、コミックスは持ってるんですよ。
全88話、巻数にして13冊。
連載中から読んでたんで。(あの頃のたがみ作品はほとんど読んでたはず)

なんですが…。
あのね、文庫版には書き下ろしで“89話”が掲載されてるらしいの…。

なんてことすんだ学習研究社…!(背景は雷フラッシュ)
と私が某社を呪ったとて誰が責められましょう。


マンガの文庫(絶版)は手に入りにくいんだよな…。
文庫版て「やっぱり読みたい」人が買うわけで…。
おまけに、アニメ化とかドラマ化で注目を浴びた作品じゃないから、勢いで買った人も少ないと思うんですよ。

つまり売れた数も(多分)少ない上に、買った人は手放さないという…。

さらに、これを出版したレーベル(学研ノーラコミックスコンパクト)、「なあばす」だけ出版して消滅しちゃったそうで…。

(私にとって)非情な悪循環が…。


いや、ここに書いたからってどうなるもんでもないんですが!
虎視眈々と探索を続けるしかないんですが!

「NERVOUS BREAKDOWN」、ミステリファンならすごい楽しめると思うので、是非読んで欲しいなあと。
B6判の全13巻セットは結構古本屋(ネット含む)に出てますし(笑)。

そしてみんな私と同じ苦しみを味わったらいい…。(結局そこか)
89話…!(呪いの言葉)


あ、いいこと考えた!
今からドラマ化とかすれば…!復刊が期待出来るのでは…!!
安藤ちゃんのゲロ(の映像化)だけはまずかろうが、いつもふらふらしてる虚弱体質って設定だけ生きてれば充分じゃないですか!
バディもの要素も恋愛要素もホームドラマ要素もあるし!
筋肉バカ(三輪ちゃん)が活躍する回はアクション要素も!カーチェイス要素も!満載ですよ!

私の89話のためにも是非!(夢見てんのかこのバカは)
// 15:48 // ミステリの周辺
 巷で噂の
2010.02.13(Sat)
「TRICK×LOGIC」
推理小説を読んで、犯人あてをする、というゲームです。
公式サイト→http://www.jp.playstation.com/scej/title/trickxlogic/top.html
(自身のオタサイトでも話題にしたんですが、こっちにも相応しい話題かと!)

黒田研二氏が絡むというので、大矢博子さんの書評サイト(「なまもの!」)で公式サイトが紹介されていたのですが!
なんか、サイトにはまだ参加作家さんが正式に公表されていないのが気になるところ…!

現在の情報では、
我孫子武丸・綾辻行人・有栖川有栖・大山誠一郎・黒田研二・竹本健治・麻耶雄嵩
の7氏が制作に参加とのこと。

って、うおお…!
最後の二人がトンデモっていうか絶対一筋縄ではいかない謎を提供してくれそうな…!!

そして貴女!ドコモさん(名指し)!麻耶先生が制作に参加されるのみならず、
デーモン小暮閣下が声の出演をなさいますわよ…!!


(むず)うわ…。(むずむずむず)やりてえぇえええぅおおおおお…!(獣化)


しかしサイトを一見しただけでは、(私には)ハードが何かわからず(プレステなのはわかった)、「もしかしてPS3?だったらベヨネッタも出来るなあ」(それは願望)なんて思っていたのですが、(というか、そうだったら買う気だったのか、落ち着け)ソフトの属性から言って、そらそうだよね、のPSPだそうで…。

どっちにしろ持ってないけどね!

DSなら有るんだよう。

と、一般的な反応をしている振りをして、多分買っちゃうんですがPSP…!
だって…!だってやりたいじゃん…!
おそらく専用機になる悪寒(苦笑)。


そして制作がチュンソフト…。
うわ…。思い出が走馬灯のように…(笑)。
や、プレイしたのはスーパーファミコン時代に「弟切草」、くらいなんですけど。
なんとなく傾向というか雰囲気はわかった。ああいう感じか。
しかし「ジャンル:ヒラメキ発見ミステリ・ノベル」て…レイトン教授っぽい…。絶対あんなカワイクないくせに…(笑)。
(それで思い出したけど結局まだ「悪魔の箱」「最後の時間旅行」もやれてねえー。そっちが先じゃないのか…。デスノのLのゲーム「螺旋の罠」も買ってあるけどまだやってないや…)

まあそうなると(作家さんは公開されていないけど)、我孫子さんの参加は鉄板でしょう(笑)。
再び建つか?「トリロジ」御殿。

いずれにせよ、今後の詳細が楽しみです!

// 15:46 // ミステリの周辺
 ジーン・ワルツ
2010.02.11(Thu)
昨日読了。

海堂さんという作家さんは、主人公が翼を拡げる瞬間をドラマティックに描く(描ける)人だなあと思う。

一つの大切な何かを守る為に、頭のいい人がめぐらせる策略は凡人から見ると、とても小気味いい。
してやったり、と思える。
あと、これは逆に、それが出来るから頭がいい、ということなのかもしれませんが、守るべきものの序列(自分の中での)がはっきりしている人は、清々しくて神々しいね。

だからと言って、この、人呼んで“クール・ウィッチ”(いやもう、あのね、この二つ名とか通り名ってのは海堂作品の既に味だから!)の計略が、「正しいもの」か、と言われると答えに窮する。
「正しい」というのは、世間的にどうとか法律的にどうとか道徳的にどうとかではなく。
私が同じ立場で同じ目的を持った場合こうすることを“選択肢の序列”の一番に持ってくるだろうか?という、私の中での収まりどころの問題です。


他の海堂作品とのリンクがあるのは知っていましたし、冒頭からそれとわかる記述があるので、「なるほどね~」なんて思って読み進めていたのですが、途中で
「あ。…おお…!」
と気付くこともあったりして、鳥肌がたちました。

// 15:24 // 海堂尊
 医学のたまご
2010.02.08(Mon)
ええっと、一昨日土曜日に読了。

14歳、学校の成績は平均以下の「僕」が、とあるテストでうっかりいい点をとってしまったが為に、東城大学医学部に編入させられて…という物語。
「日経メディカル」(第一線で診療に携わる臨床医のための医学・医療情報誌)(公式サイトより)に丁度一年間連載されたものだそうです。

海堂氏本人はもちろん意図的にやってらっしゃることなわけですが、そうですか、これを専門誌で…。

すごい皮肉。

“現場の医師”の皆さんの、海堂作品に対する感想というのを是非聞きたい…。
海堂氏本人も周知の通り現役のお医者様なわけですが。

海堂さんというのは、まず「(職業的に)言いたいこと」があって、それをエンタテインメントに昇華するのがものすごく上手な方だと思っています。
声を届けたい場所のより近くで発信したという感じなのかな。


物語の内容については、はっきり言って
何を書いてもネタバレになる
ので口をつぐみますが、なんだか色々感無量です。


巨悪は一撃では倒れないけど、それを倒そうと変えようと願うなら、ひたすらにひたすらに改革を思い続けなければいけない。
それの、なんとしんどいことか。
これは医学界に止まらずどういう組織の中にいても同じですが、それはとてもエネルギーが要ることですよね。
“一撃を繰り出すこと”もエネルギーが必要だけど、それより遥かにエネルギーが要る。
“変える”ということは“正しく”てもなかなか受け入れられないしね。
普通は“一撃”で(目に見えて)何も変わらなければ、諦めてしまうと思うんですよ。
自分の一撃は何も変えられなかったと、諦めてしまうと思うんですよ。
(“一撃”で何かを変えられる立場とか権力をお持ちの方には無縁の話かと思いますが…。)

だけど、そうじゃない。

心を強く持とう!改革を思い続けよう!
そういう気持ちになれた物語でした。
// 08:35 // 海堂尊
 夢見る黄金地球儀
2010.02.04(Thu)
読了。

実は単行本の時に読もうとして、一度挫折していた本。
今回は文庫で読了。
ちゃんと初めから読みましたよ!

うーん、「バチスタ」シリーズのあの興奮を求めて読むと、少し拍子抜けするような気がする。
つまり、単行本当時の私がそうだったんじゃないかと思う。
「いつ、あの“ページを繰る手を止められない”状況になるんだろう」
そう思っていると、なんだかずっとゆる~い感じで(笑)、多分すごく失速した印象になっちゃうんだろうと思う。

まあ、実際、どこまでもコミカルだしね。
桜宮、厚生労働省、などなど、いつもの海堂ワールドのキーワードをモザイク状に(おお、螺鈿か!?)散りばめてちょっと楽しい話を、という感じ。
大きなパズルの目立たない一片という感じかな。
それでも、それが無いとパズルは完成しないのですよ!(うまいこと言ったつもり)

そして!
あの作品の“彼と彼女のその後”を知ることが出来て嬉しかったです。

でも!
ラスト近くの「謎」は謎のままなのは、私が鈍くさいんでしょうか…!


個人的に今回は海堂ワールドのリハビリだったので…。
ブランクの間に「ブラック・ペアン1988」「イノセント・ゲリラの祝祭」も文庫落ちしちゃったし…!
いやもう、人から何を言われようと(<若干トラウマ化してる)自分の感覚を信じて読んでいこうと思います。
// 22:21 // 海堂尊
 安積班読本
2010.02.03(Wed)
読了しました。
まあ、データ本なので…。

えっと…。
これ安積班読んだ人が作ってるんですか…?


須田さんは“実は柔道が堪能”じゃないだろう…。
んで、アレを“スポーツする須田刑事”とは言えないだろう…。
警告!警告!大変な誤解を招きます!そんなん彼の魅力が半減だわ…!(笑)マジで!

あと逆にものすごく力の入った安積さんと村雨さんのフラグのおっ立て方は何なんだと言いたい(笑)。
「入梅」の作品解説、そこだけ読んだら永遠の初恋カップルみたいなんですが!
ここ担当した人、村安か!そうなのか!

それで何となく連想したので書きますが、こういう本て、その作品を“正統派に”愛してる人が作った方がいいと思うんだよね…。
(こういうところの腐要素は薄い方がいいと思う)(私も腐ですが…)(腐要素は別のところで、心置きなく炸裂させてくれた方が楽しいじゃないですか…)(腐要素なんか無くても面白い作品なんだと世間に知らしめたい、のがファン心理だと思うのだが…)(腐要素は、我々だけの、“余分な(だけどかなり心動かされる)お楽しみ”ですよ…)

正統派に、この作品のこういうところが好きなんだ!
それを皆に知って欲しいんだ!理解させたいんだ!という気概を感じたい、のです。


巻末に著作リストが掲載されていて、「お、これは便利」と思いかけたのですが、今野氏がほぼ毎月新刊出す人だということに気がついて「既に色々足りないってことか!」と少し投げやりに…(笑)。
// 23:55 // 今野敏
 メールありがとうございました
2010.02.02(Tue)
>アサギ様

メール、ありがとうございました…!
お返事が遅くなって申し訳ないです。

さて、未来に存在するであろう安積班in特車二課(誤解を招きます)ですが、「夕暴雨」(ちなみに「ゆうばくう」と読みます)(入力の時は「ゆうぼうう」て入れますがね!)を読了し、「画面の隅に映る交機隊のヘッドや天然パーマで太り気味の刑事やその傍らに控える猟犬を気合で確認していただく」必要はなさそうだと判断致しました。(お前がしても…)

この「夕暴雨」における特車二課in安積班と同程度の比重で、それをやっていただけるとするならば、確実に台詞があり、かつ名前が出ると思います。

「あれは強行犯係…!安積警部補たちです!」とか、
「交機か…。速水のチームだな」とか。





ははははは、冗談ですよ。

// 23:14 // 今野敏
 夕暴雨
2010.02.02(Tue)
昨日読了しましたー。

前向きな感想。
須田さんがイイ!ので良い!
そんで…そんで、黒木が…っ!!(ごろごろごろ)
「待機寮」以来のスポットライトでは!?
彼の内面というか“姿勢”が表れてて、非常に良かった…!!

うう、猟犬て…!猟犬のようにじっとって…!(悶絶)
君が(須田さんとセットで)好きだと叫びたい!


理性的な感想(笑)。
いや、なんか個人的に笑い事ではなくなってた“特車二課”ですが。
これねえ…。
私はそれでもそれが何かを知ってるからいいんですよ。
これが何かを知らない人には本当に「結局何だったの?」だと思いますよ…。
純粋な安積班ファン(“班ファン”て言いにくいですね)は、「???」だったと思います…。
(ネタバレ反転)なんか常にその影があるのに、最後までなんだかわからなかったし、最後にはなんか「あるけど無いってことで」みたいな扱いだったし(笑)(ここまで)。
本になった今はまだいいです。
押井監督の帯があるからね!
「ランティエ」に連載されてた時はどういう扱いだったのかが気になります。
つうかコレ、ノベルス落ちの時も文庫落ちの時も帯をつけざるを得ないのでは…(笑)。


基本的に安積班シリーズはミステリとしたら、ネタというか物語の核となるトリックは一個なんですよね。
ねじれが一回。
“警察もの”なので、その捩れという答えに到達した“後”、そこまでの道筋を一つ一つ、積み上げていくのが物語の主軸。

基本的に「水戸黄門」なので(あ、だからその枠でドラマ!?)(違います)、安心して読めます。
今や「須田さんと黒木」というお気に入りもいることですし。
いや、「安積班」ファンかと言われると微妙なんですが…。
今日はずっと吉原関連の研究本を読んでいたのですが、次は「安積班読本」でも拝読しようかと思います…。
// 22:20 // 今野敏
| そのミステリに用がある |
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