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 ハードボイルド・エッグ
2009.06.29(Mon)
ええと、27日に読了。

荻原浩作品はこの日記を始めるちょっと前に「噂」を初めて読み、それ以来なので三年ぶりですか。

なぜまた急に読もうと思ったかというと、この日記のアクセス記録。
以前、「ダム・オックス」というキーワードで来てくれた方がいて、そのリンク元の検索画面を見たら、ワタクシがファンであるところの殊能将之氏創作の名探偵、我らが石動戯作が取締役を務める探偵事務所「有限会社ダム・オックス」の記述と共に、このフィリップ・マーロウに心酔したやはり名ばかりの探偵、最上俊平の物語がリストアップされていたから。

なにやら二作目の「サニーサイド・エッグ」でその単語は出て来るらしいのですが、シリーズものなら一作目から読むのが道理、ということで「ハードボイルド・エッグ」から読み始めました。


なんというか、逆転裁判ゲームみたいでした。
読んでいる時の感じが、どうも。
こう、主人公視点で、自分が見ているものが画面に映ってて、その下半分に科白がテロテロテロっと出る感じ。
笑いどころのタイミングとかセンスとかも。
私はとてもとても「逆転裁判」は評価してる(というとエラそうですが)のですが、それはゲーム性の高さがまず有って、その上に“物語”の質、キャラクターメイキングの質が高いから素晴らしいのです。

この作品に関しては…。
ゲーム作品のノベライズって印象が抜けなかったなあ、と…。

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// 21:28 // 荻原浩
 陰の季節
2009.06.25(Thu)
読了。

なんというか、因果なカイシャ、ムラだなあ警察ってのは…。

極限でのしのぎの削り合い。
カイシャ内部、己の内部での。

警察官である人生と、そうでない人生は、まっっったく違うと言っていいと思う。
なるもんじゃない、というのが直感的な感想です(もうなれませんが)。

ああ、因果だ因果だ…。

刑事、警察官、という職業に就いている知り合いは元より、そういった先に嫁いだ友人もいないのでハッキリとは言えませんが、
これまでの私なら、そういった先に就職、嫁に行った知り合いでもいようものなら、多分に好奇心を刺激されたと思います。
やっぱ警電とか置いてるのかな~とか…。
なんというか、自分の延長線上にあるものとして、というか、想像出来る範囲のこととして、というか…。

しかし、横山秀夫氏の作品をここまで読んだらもう、

大変だね…(心から)

としか…!!
本人がそうでも旦那がそうでも、大変だよ。

絶対、組み込まれたくない。
別の次元の生き物だとさえ思う。

ある意味ホラーだよ、これ。

ああしかし、この因果なカイシャに鮫山さんや森下くんが(突然何を)いるのかと思うと…。
同情の涙を禁じえない…。


// 19:50 // 横山秀夫
 陰の季節
2009.06.24(Wed)
途中ですが…。

これも短編集です。
そして“これも”、これまでの作品と同じなのですが、
一編を読み終わった時、次の作品をすぐには読みたくない。

今読んだ作品を噛み締めたい。
思いを馳せたい。
いや、噛み締めてしまう、思いを馳せてしまう。


組織は非情で無情で、それが語ることは正論で。
だけどその後ろでその下で、どれだけの情が
人情が、激情が、せめぎあっていることか。

正論は正論、あるいは、人情至上、と、
どれだけ悩んだにしろ、どちらかに割り切って後悔しない人(いるのか)は、
横山作品を読んでも面白さは半分だと思う。

私は、支えを得た気持ちになりました。
// 21:00 // 横山秀夫
 メールいただきました
2009.06.23(Tue)
ありがとうございます。>アサギさん

それでも私は作家別陳列は本を買う側の“公益”だと信じております(笑)。


それにしても身近にあそこまで「本棚探偵」な人がいるとは思いませんでした…。
「本棚探偵の冒険」「本棚探偵の回想」(どちらも双葉社刊、既に文庫化済)、面白いので是非読んで下さい。



笑うよ。



// 23:13 // それ以外の話
 まったくどーでもいいことだが
2009.06.23(Tue)
ケータイに一日一回、明日の運勢っぽいものを送信してくれるサービスに加入しているのですが、
先日来たメールに

明日のラッキーイニシャル X
と有って噴いた。



イニシャルXってあり得んのか…!?
容疑者か!前人未到のプロジェクトか!ああ、ゲーム機か!!
とか一頻りツッコんでしまいました。

あ、クリスマスとか…。
// 22:52 // それ以外の話
 第三の時効
2009.06.23(Tue)
面白かった…!

キャラクターに頼りすぎず、プロットの見事さで読ませてくれる。
だけどそのキャラクターもこちらが感情移入するに充分な魅力が有って。
そんでまた「小説が上手い」んだ…!
イメージとしては、すごく腕のいい機長の操縦するジャンボジェット。
音も無く、滑らかに滑り出していつの間にか高度1万メートルに乗っている。
だけどしっかり自制は効いていて、着地の機体さばきもお見事。
派手さや危なげのない堅実な飛行。そんな印象。


ただねー、やっぱり“女”がねえ、出てくる女出てくる女、みんな“哀れ”なんだよねえ。
可哀想で、浅はか。
そこだけは相変わらずちょっとひっかかるんですが…。


この本の中で一編だけを選ぶとしたらやはり「第三の時効」かなあ。
ストイックさと“浪花節”が意図的に配置されていると思う。
語る人の意匠が表れているというか…。
// 22:20 // 横山秀夫
 色んな出版社から本が出てる
2009.06.18(Thu)
で思い出しましたが、以前からワタクシ、「書店は作家別に文庫を並べて欲しい」と申し上げておりました。(こんなとこで言ってても全く意味ありませんが)
それをリアル友人ドコモ高橋さん(PN)に話したところ、「出版社別がいいですよ、その方がキレイだし」と反撃(笑)されました。
「ええー!だって本、探しにくいじゃん!」
「同じ位置に作家名が有った方がいいです。キレイじゃないですか」
「君は『本棚探偵』か!」
(詳細は喜国雅彦氏の「本棚探偵」シリーズを。楽しいので是非。本格の作家さんもたくさん登場するよ!)
(そんなん言ったら自分がまた読みたくなってきました)
その後、本屋さんで付けてくれるブックカバーの話になり、私が某神奈川最大手の本屋のブックカバー(文庫以外)は丁寧に付けられすぎていて(その本のカバーを外して、カバーだけをくるむ形)本から剥がす時面倒だ、かと言って読了後剥がさないと探す時に面倒だ(ああどれだけ面倒くさがりなのか私は)、と話したら、
「カバーにタイトル書けばいいんですよ」
と、衝撃的な目ウロコ発言を!さらに
「本当は全部同じカバーをつけて並べたいんですよね…」

本棚探偵や…!本棚探偵がおる…!!!!(笑)

同じように本を、その創られた世界を愛していても、そのこだわりは本当に人それぞれなのだなあと感慨を深く致しました。

そして、結構長いお付き合い(笑)の友人でも、まだまだ知らない部分が有るんだなあとじんわり嬉しい出来事でもありました。

// 08:40 // それ以外の話
 動機
2009.06.17(Wed)
まだ途中ですが…。

私がこれまでに書いた横山氏の本の感想の中で、触れていなかったことがあります。
「偶々かもしれないし」
そう思っていたからです。
しかしそろそろ確信しました。

横山氏の作品は、泣ける…!!
ラストがどうこう、物語がどうこう以前、登場人物の抱えている「光」や「闇」、そういうものに泣かされる。
光を守ろうとするひたむきさや闇を振り返る悲しさに涙が出る。
ああもう!(笑)

で、今回の「動機」ですが。

やっぱり「動機」でもうるっときましたし、「逆転の夏」も涙が出ました。(現在ここまで読了)
しかしとにかく、二話目の「逆転の夏」凄かった!

あの、こんな私でも、さすがに物語は順を追って読みたいと思ってます。
うおおお!これどうなるの!と思いつつ、スピードを速めることは有っても、
残りのページ全部飛ばして最後だけ読んでしまいたい…!
という衝動が抗いがたいほど湧き上がったのは記憶にある限り初めてです。

これは、凄い。



そこに書かれた地獄と孤独も、普通の、一般的な、私達のほんの薄皮一枚のところにひっそりと口を開けていることに改めて気付かされて、なんというか揺さぶられました。

しかし横山氏の本は色んな出版社から出てるから本屋で探すのが大変だよ…。
// 22:40 // 横山秀夫
 震度0
2009.06.16(Tue)
読了~。

面白い…!と思っていました。途中まで…(苦笑)。
いや、逆に面白かった、引き込まれたと言っていいのかもしれない。

なんつうか、描かれた人間とその関係に疲弊した、辟易した、と言うか…。
へと。
読了後、重いものが残りました。
それこそが、この物語の力量、なのかもしれません。


実は「臨場」「ルパンの消息」を読んだ時も思ったのですが、横山氏の書く女性って割りと紋切り型な気が…する…。
なんか記号っぽいというか役割ありきというか…。
これは男性キャラクターが上手いから余計そう感じるのかもしれない。
// 21:50 // 横山秀夫
 講談社ミステリーランド
2009.06.14(Sun)
これまでに「探偵伯爵と僕」「子どもの王様」「神様ゲーム」を読了しましたが、どれも“子供の未来に夢を”(<講談社ミステリーランドサイトより)提供するというよりは、“いつまでも子供でいられると思うなよ”的な“黒さ”が効いた作品でした。

私が偶々引き当てたのがそういう作家ばかりなのか、全般的にそうなのかはわかりませんが!

でもラインナップはそうそうたるメンバーで、もっとどんどん読みたいんだけど、値段と本の大きさ(と硬さ)がね…!
// 11:37 // ミステリの周辺
 弁護側の証人
2009.06.12(Fri)
実はずっと心の隅にひっかかっていた作品だったのです。
ミステリマニアには一目も二目もおかれていたけれど世間での扱いはひっそりとしていて、既に絶版。
「幻の名作」と評されていたこの作品を、「ブックオフで見つけたら絶対買う」と心に決めていました。
(何故ブックオフかというと、“わかっている”古書店ではどえらい高値だと聞いていたので)
(そしてこの作品を読んだミステリマニアは口を揃えて「それがどんな高値でも買うべし」と言って憚らなかった)

そして、読了。

超ネタバレの感想を“続き”から。

// 23:33 // 小泉喜美子
 名探偵 木更津悠也  ノベルス版
2009.06.10(Wed)
P様に文庫版にはない“著者の言葉”が載っていると聞き、速攻密林の在庫、最後の一点をゲットしました。
(だから今もう在庫なしですすみません…。仕方なかったんだ…。どうしても見たかったんだ…。)
(懺悔終わり)

載ってた。
うわ、ヘンな笑い出る…。

それでは木更津悠也の~」の間に私のを勝手に補完してしまったのは私だけではあるまいよ…。

で、なんかどうも別のところで、こういう人を見た気がする…と記憶のフォルダを探っていたら見つかりました!
「エマ」のモニカ姉さまだ…!(わかる人だけわかってください)
いや、あれより性質が悪


いやしかし、これ有ると無しでは著者(本来の意味での)の「探偵」たる者への期待と志の高さ、その伝達量が半減ですよ…!
いや、もしかしてだから削ったんでしょうか…!

皆 さ ん ノ ベ ル ス 版 を 読 む と い い よ !
// 19:25 // 麻耶雄嵩
 神様ゲーム
2009.06.10(Wed)
読了~。

ああ、ハラハラした…。
どーしてこー向こう見ずかな、ジュブナイルの小学生は…(笑)!
いや、私が小学生の頃から妙に小賢しく臆病だっただけですね…。

しかし、この本で大人の階段を一つか二つ昇ってしまう小学生がいるだろうな、と思いました。
あんなことを書く、あんな装丁の本は他に無い。
森先生の「探偵伯爵と僕」もそうですが…。

麻耶さんの「探偵」を描く志を垣間見た気がします。
これはメルカトルや木更津氏の物語を読んだ後だから思うのですが。
「謎」を暴く覚悟があるか?ということ。
暴くことで起こりうる全てを背負う覚悟があるか?ということ。
「謎」を解く「探偵」には、それだけの高い意識と志、覚悟がいるのだ、ということ。


それでは以下、ネタバレの感想を“続き”から!



// 18:45 // 麻耶雄嵩
 蛍
2009.06.09(Tue)
読了ー!!

おおおおお、面白かった…!!!
シリーズ外の作品は誰が本当の探偵かわからないからスリリングですね!!
なんつっても麻耶さんだし。

それにしても、やはりというか、さすがというか、
そこはしっかり麻耶作品だと確信するラスト…。
// 23:48 // 麻耶雄嵩
 蛍
2009.06.08(Mon)
本日より。

おもしれえええええ!!!
そしてこええええええ!!!


ところで、7日の日記で、
人様の書評で「木製の王子」を読むと「夏と冬の奏鳴曲」の謎が解けるでしょう、と有った
と書いたら、結構反響が…!

濃い麻耶先生ファンの方からも「あれでどうして!?」と言っていただけて、
却ってワタクシ安心したりしていますが…。

あの書評は、目の前にある謎の解明というよりもっと観念的な視点の話なのかな、と思い始めました…。

つまりは、やはり、謎は謎。
しかし、わからない分だけそれに囚われることが出来る。
ずっと考えていられる。
これは、“わからない者”の特権だと思う。
// 21:13 // 麻耶雄嵩
 名探偵 木更津悠也
2009.06.07(Sun)
こちらは5日に読了。

やはり短編はキレが命!
「交換殺人」が好きですねえ。

しかしこれだけは言っておかねばならないというか、言わずにおれんというか、
香月くん、木更津さんに萌え過ぎ。(ネタバレ防止に反転)

周りの友人のような気持ちで素で引いたわ…!(笑)


ちょっとだけシリーズに関するネタバレを含む発言を続きから。
阿呆だから大したことは言ってまっせーん。
// 21:46 // 麻耶雄嵩
 木製の王子
2009.06.07(Sun)
えっと、6月3日に読了。

人様の書評で、これを読むと「夏と冬の奏鳴曲」の謎が解けるでしょう、と有ったので、鼻息荒く取りかかったのですが…。
やはり阿呆ゆえ、何一つわかりませんでした…_| ̄|◯。

読了して思ったのは、やっぱり麻耶さんは小説が上手いなあ、と。
烏有さんの心理描写が上手いんだね…。
そう、若さって、まだ自分の可能性を信じられるかどうか、だよなあ。
その上で、どうそれと向き合うかによって、その人の人生の種類って決まる気がしますが。

// 13:24 // 麻耶雄嵩
| そのミステリに用がある |
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