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 深追い
2009.09.16(Wed)
読了…!

短編集な割りに、というか短編集故になかなか読み進められませんでした…。
一作、一作ごとに作中の人物に思いを馳せてしまうというか。
型どおりの感慨で申し訳ない感じですが、
自分の周りの全ての人に、その人なりのドラマがあるのだろうな、と思いました。
悲しみや憧れや憎しみや愛情が。

そしてやはり、「組織」というものの恐ろしさを切迫感をもってひしひしと感じた。
真っ当な事が真っ当に通るところじゃないからね、組織というのは。
ここ(警察)ほどじゃないにしても。
その恐ろしさ。
正しくても駄目なんだよね。
正しくても優しくても駄目なんですよ。

これは恐ろしいよ。


ああもう、なんていうの、いい人がいい目を見る小説が心から読みたくなってきました(笑)。
切実に。



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// 22:07 // 横山秀夫
 影踏み
2009.09.11(Fri)
読了。

最初の数ページを読んで思ったのは、「横山さん、こういうのも書くんだ」でした。

しかしなんつか、しみじみとやっぱりすごい小説家、物語を創る人なんだなあ、と思いました。
一人の主人公で、こんなに色んなタイプのお話を創れるなんて、と。
犯罪小説のようで本格推理小説のようで“泣き”の物語のようでハードボイルドのようで。
だけど、主人公のキャラクターは全くブレない。
すごく練りこまれた作品なんだと思う。
この練りこんだ感じがいいんだよねえ、横山作品は!

そんでやっぱり一話ごとに泣いた…。

彼らには幸せになって欲しいけど…。
こういう男は結局誰かが助けを求めると、自分と自分に近い者から犠牲にしていくような気がする。
そういう男って幸せにはなれないと思うんだ…。

// 23:59 // 横山秀夫
 看守眼
2009.09.04(Fri)
読了。

昨日心配したほどではなかった…というか、この本、単行本の時は書き下ろしだったのだろうか。
いや、すごくメタな感想で申し訳ないんですが、作品の配置、配分が絶妙です…!

人の、どうしようもなく矮小な面をクローズアップするような、非常に厳しい作品が並んだ後に、
人は矮小でどうしようもないもので、だがそれだけじゃない、と少しだけ希望がある作品が来る。
人への愛情を感じる作品が来る。

うん、人はいい人と悪い人がいるんじゃなく、みんないい人で悪い人なんだよなあ、と思う。
それが自由でいいと思う。

なんというか例えるなら、
自分の保身の為に、笑いながら誰かを突き落としたその手で、
雨に塗れては可哀想だと子猫を抱きしめたらいいんだ、ということ。

それが、その幅が、自己の自由さだと思う。
それを自由というんだと思う。


このへんは森先生の「黒猫の三角」を読んだ時にも感じたこと。
// 22:09 // 横山秀夫
 看守眼
2009.09.03(Thu)
短編集。まだ途中ですが…。


私、真っ当に頑張った人が報われる話が好きなんですよ。
底が浅い人間だなあ、と自分でも思いますが、ハリウッドの娯楽大作、ハッピーエンドが大好きです。

それをふまえて、物語の中身、というか感触(まったく個人的な意見ですが)に言及するので、これ以降は“続き”から…。



// 23:05 // 横山秀夫
 クライマーズ・ハイ
2009.09.03(Thu)
「山登りの話」だと思ってた(だってタイトルが…)。
そう言ったら友人一同に笑われたのですが、
山にも登ってたよ!ホントに!

さておき、昨日読了しました。

最近「これはいい本だ…!」と思える作品に立て続けに出会うなあ。

途中、何度も泣きそうになりました。
他の作品の時にも書いたことですが、横山作品は“登場人物抱えているもの”に泣かされる。
負い目であったり悲しみであったり、憧れであったり。
それは多分、そういうものへの共感―――そういうものを捨てられない、解脱出来ないことも含めて―――なんだと思うけど、それを捨てずに足掻く、もがくことを止めない力をくれる作品だと思う。


一番、刺さった言葉を“続き”から。(言葉自体は反転してあります)
物語には関係ありませんが、内容についての記述なので、畳みます。
// 22:51 // 横山秀夫
 陰の季節
2009.06.25(Thu)
読了。

なんというか、因果なカイシャ、ムラだなあ警察ってのは…。

極限でのしのぎの削り合い。
カイシャ内部、己の内部での。

警察官である人生と、そうでない人生は、まっっったく違うと言っていいと思う。
なるもんじゃない、というのが直感的な感想です(もうなれませんが)。

ああ、因果だ因果だ…。

刑事、警察官、という職業に就いている知り合いは元より、そういった先に嫁いだ友人もいないのでハッキリとは言えませんが、
これまでの私なら、そういった先に就職、嫁に行った知り合いでもいようものなら、多分に好奇心を刺激されたと思います。
やっぱ警電とか置いてるのかな~とか…。
なんというか、自分の延長線上にあるものとして、というか、想像出来る範囲のこととして、というか…。

しかし、横山秀夫氏の作品をここまで読んだらもう、

大変だね…(心から)

としか…!!
本人がそうでも旦那がそうでも、大変だよ。

絶対、組み込まれたくない。
別の次元の生き物だとさえ思う。

ある意味ホラーだよ、これ。

ああしかし、この因果なカイシャに鮫山さんや森下くんが(突然何を)いるのかと思うと…。
同情の涙を禁じえない…。


// 19:50 // 横山秀夫
 陰の季節
2009.06.24(Wed)
途中ですが…。

これも短編集です。
そして“これも”、これまでの作品と同じなのですが、
一編を読み終わった時、次の作品をすぐには読みたくない。

今読んだ作品を噛み締めたい。
思いを馳せたい。
いや、噛み締めてしまう、思いを馳せてしまう。


組織は非情で無情で、それが語ることは正論で。
だけどその後ろでその下で、どれだけの情が
人情が、激情が、せめぎあっていることか。

正論は正論、あるいは、人情至上、と、
どれだけ悩んだにしろ、どちらかに割り切って後悔しない人(いるのか)は、
横山作品を読んでも面白さは半分だと思う。

私は、支えを得た気持ちになりました。
// 21:00 // 横山秀夫
 第三の時効
2009.06.23(Tue)
面白かった…!

キャラクターに頼りすぎず、プロットの見事さで読ませてくれる。
だけどそのキャラクターもこちらが感情移入するに充分な魅力が有って。
そんでまた「小説が上手い」んだ…!
イメージとしては、すごく腕のいい機長の操縦するジャンボジェット。
音も無く、滑らかに滑り出していつの間にか高度1万メートルに乗っている。
だけどしっかり自制は効いていて、着地の機体さばきもお見事。
派手さや危なげのない堅実な飛行。そんな印象。


ただねー、やっぱり“女”がねえ、出てくる女出てくる女、みんな“哀れ”なんだよねえ。
可哀想で、浅はか。
そこだけは相変わらずちょっとひっかかるんですが…。


この本の中で一編だけを選ぶとしたらやはり「第三の時効」かなあ。
ストイックさと“浪花節”が意図的に配置されていると思う。
語る人の意匠が表れているというか…。
// 22:20 // 横山秀夫
 動機
2009.06.17(Wed)
まだ途中ですが…。

私がこれまでに書いた横山氏の本の感想の中で、触れていなかったことがあります。
「偶々かもしれないし」
そう思っていたからです。
しかしそろそろ確信しました。

横山氏の作品は、泣ける…!!
ラストがどうこう、物語がどうこう以前、登場人物の抱えている「光」や「闇」、そういうものに泣かされる。
光を守ろうとするひたむきさや闇を振り返る悲しさに涙が出る。
ああもう!(笑)

で、今回の「動機」ですが。

やっぱり「動機」でもうるっときましたし、「逆転の夏」も涙が出ました。(現在ここまで読了)
しかしとにかく、二話目の「逆転の夏」凄かった!

あの、こんな私でも、さすがに物語は順を追って読みたいと思ってます。
うおおお!これどうなるの!と思いつつ、スピードを速めることは有っても、
残りのページ全部飛ばして最後だけ読んでしまいたい…!
という衝動が抗いがたいほど湧き上がったのは記憶にある限り初めてです。

これは、凄い。



そこに書かれた地獄と孤独も、普通の、一般的な、私達のほんの薄皮一枚のところにひっそりと口を開けていることに改めて気付かされて、なんというか揺さぶられました。

しかし横山氏の本は色んな出版社から出てるから本屋で探すのが大変だよ…。
// 22:40 // 横山秀夫
 震度0
2009.06.16(Tue)
読了~。

面白い…!と思っていました。途中まで…(苦笑)。
いや、逆に面白かった、引き込まれたと言っていいのかもしれない。

なんつうか、描かれた人間とその関係に疲弊した、辟易した、と言うか…。
へと。
読了後、重いものが残りました。
それこそが、この物語の力量、なのかもしれません。


実は「臨場」「ルパンの消息」を読んだ時も思ったのですが、横山氏の書く女性って割りと紋切り型な気が…する…。
なんか記号っぽいというか役割ありきというか…。
これは男性キャラクターが上手いから余計そう感じるのかもしれない。
// 21:50 // 横山秀夫
 臨場
2009.04.30(Thu)
こ…
これは面白い…!!!

まだ途中ですが。
シリーズものではあるのですが、毎回切り口が違う。
シリーズものではあるのですが、キャラクターに、というよりそこに書かれた物語にぐいぐい引き込まれる感じ。

下連味が絶妙。
くどすぎず、あっさりしすぎず。
横山秀夫氏の作品は、過日の「ルパンの消息」で初めて読ませていただきました(遅い!)が、すごく好きかもしれません。

面白い本を読むのは、やっぱり本当に、いい…。
// 22:32 // 横山秀夫
 ルパンの消息
2009.04.29(Wed)
ううううわああああああ、もう…!!!

一日で読んでしまいました…!!
(いや、事情を知る方からは「そんな余裕があるなら…!」と思われるでしょうが、(主に)移動中に読んだんだもん!)(言い訳終わり)

すごい!すごい面白かった…!!!!!


これが海堂先生なら、“二人”のその後が描かれただろうなと思いました!
んで、それが読みたいと思いました…!!
幸せになるといい…!!!(祈り)
(無論、描かれていないのがこの作品においては“正解”なことは理解してます!)
// 00:32 // 横山秀夫
| そのミステリに用がある |
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